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医療の充実が、サービスの充実に傾くと、医療とは言えなくなる。

 

必ずしも少子化の原因ではないことを、少子化対策として後押しするというのは、どうかと思われる。

 

人々の願いを叶えることは大切であるが、犠牲に目を向けないことは、幸せに結び付かない。

 

子どもができないことの治療のために、動物を犠牲にして良いとも思われない。

 

人の幸せに資することは、医療倫理に適うのだろうが、犠牲を伴なえば 幸せにつながらない。 

 

人は動物を殺さざるをえない中で生きてきたが、科学技術の傾注対象について考え直すことで、社会を変えていくことはできる。

 

 

 

思考実験の域を出ないが、猿を犠牲にしても良いとすると、猿の惑星 ( ラストシーン以外のストーリーはよく覚えていないが ) のように人間側が虐げられた場合だけ拒否するのでは人間の身勝手だろう。

 

( 相手が異星人の場合や、AIが心を持った場合も含め ) 相手を支配下に置こうとすることについては、人間の利益だけに限って道徳を捉えることも論理的には可能かもしれないが、優しさの対象範囲を限ると、人の心は平穏でいられず、幸福にはなれない。

 

道徳が 味方内だけでしか成り立たないというのは、道徳への不信感も生む。

 

個人でサイコパスが問題視されながら、国政では国民の利益のためならマキャベリズムでも良いというのではおかしい。

 

自身の利害で、他者を利用したり、敵視したりするのが良くないなら、他国や他の存在に対してそうすることも良くないはずで、他の存在を擁護することを利敵行為とか人類の敵とみなすようなことになってもおかしい。