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民意を問うた結果次第で辞めなければならないというのは、民意の問い方が間違いであることを示す。

 

公的投票の結果は一般に民意と表現されるが、民意という表現が良いのかどうかは 考えものだ。

 

賛否が分かれることの一方が民意で、他方が民意ではないというのも、どうかと思われる。

 

投票結果は、複数の人々によってなされた選択を集計した結果に過ぎない。 

 

 

一方で、人々の意思を無視した政策を進めても責任を取らず、おかしな理由で選挙を行なって政権を維持する害悪もあったことは記憶に新しい。

 

辞めるのはまだ潔いとも言えるが、辞めるからといって、分断を招くような政治を行なって良いわけでもない。

 

 

選択することがやむをえないと受け入れられるようになるまで話し合いがなされないと、多数決は悪影響を残すようだ。

 

案・意見を出し合って、多数決で決めるのが良いと思えるまでよく検討がなされる必要があり、公正さがあれば、誰も辞める必要はない。

 

自分の考えに都合よく、強引に進めて、分断を招いたり、勝ち負けの責任を取るといったことが、今後も繰り返されるとすれば、不毛である。