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スーパーコンピューターの世界一については、二位じゃ駄目なんですかという問い掛けも考慮されたためか、順位だけでなく一般的な利用が意識されたという点は良い。

 

ただ、一般論としては、評価されることについて傾注するだけになると、それ以外で役立つことは捨象されてしまいがちだろう。

 

 

金を掛けて一番を目指すだけでは、誇り・国威発揚を金で買うのと同じ様になってしまう。

 

誇りを肯定的に捉えるとすれば、様々なことを失ったり、削ぎ落したあとに残る部分についてであろう。

 

富や力を誇示・上積みして優越感を得るのでは、悪趣味で道徳的ではない。

 

 

一定のルールの下で一番を目指す努力や工夫には価値もあろう。

 

ただ、順位に焦点を当てた国費の配分は、満足感への支出として高くもつくだろう。

 

スポーツの強化費用なども否定することはできないが、メダル数などを他国と比較しての満足感は、他者より優位にあることでの満足感であり、人の幸せからは離れたものである。