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思いやりがあったとしても、その場に合わせるだけで第三者の困窮や人権などへの想像力が働かなければ、客観的な思いやりの欠けた思考・発言に結びついてしまうのだろう。

 

ただ、発言について十分考えたうえでの真摯な謝罪がなされても許さないということであれば、それも思いやりに欠けてしまうことになる。

 

 

時機を待つことを勧める内容では、被害や被害者が抽象的であろう。

 

危険性を問題にすると、危険思想といった捉え方が出てきてしまう。

 

思想的な被害感情によって他の思想を罰することになると思われる。

 

様々な観点からの道徳がありえるので、言論上の指摘の域を超えていくことは問題が大きい。

 

言論内容の正当性が、言論主体への攻撃の正当性を担保すると考えるべきではない。

 

同情するなら金をくれ、というドラマのセリフは有名だが、人が困窮してしまう前に現実的・具体的に救うことが大切である。