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医療現場や介護施設などでマスクや消毒用アルコールが不足してきて、グラフなどで示された医療の限界のラインが下がっているおそれがある。

 

国全体としての感染拡大防止が、各自の身を守る意識のほうに傾いているのかもしれない。

 

国民全体の意識が、マスクなどの現在量に見合ったレベルに自然となるということは難しい。

 

 当面の物の量は、これまでの感染症への意識に対応したものでしかない。

 

 新型ウイルスへの対処だとしても、現実を基にした対策を採らないと破綻してしまう。

 

一般市民の対策としては、マスクやアルコール等の、物に頼る面は、しばらくの間見直す必要があるのだろう。

 

現状の需給状況では、公衆衛生への資源配分によって医療資源を枯渇させていることになり、重症化するおそれのある人を救うこともできなくなる。

 

一般の人はこれまでの衛生感覚やエチケットをより良くする必要はあるが、通常の生活にして、持病などの特殊事情により重症化しやすい人への注意喚起や休業補償その他ケアを厚くすることに方針転換すべきだと思う。

 

過剰な反応で検査や受診に殺到したり、体調不良でも感染のおそれから受診が控えられたりといったことを防ぐことができれば、重症化しそうな段階での迅速な治療も可能となる。

 

これまでに明らかとなった新型コロナウィルスの特徴からすれば、上記のような対応をしたからといって、重症者の続出で医療崩壊が起こるとは思われない。

 

現状の対応のほうがリスクを抱えているのではなかろうか。

 

もちろん、専門家による判断や政治判断が必要である。

 

医療面でも経済面でも負のスパイラルを避けて、社会全体で支え合える体制を整える必要がある。

 

現在の世界の空気を読んでの対応ではできない選択なので、正しい方向を日本が自ら判断して、世界に示していく気概も必要となる。