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新型コロナウイルスウイルスの検査の意味合いは、三つあるのかもしれない。

 

治療のため。

感染拡大防止のための情報収集。

患者側が知りたい。

 

検査が限られている状況では、患者が知りたくても治療と結び付いていないのであれば、優先順位は低い。

 

感染拡大防止は重要だが、水際の段階ではなく国内感染が既に広がっている状況では、情報把握優先のような検査は避けるべきであり、国や自治体が知りたいという面は、治療状況の事後的な把握を迅速にすることで充足される必要がある。

 

検査数が少なければ、発表される感染者数も少なくなるといった意識は論外である。

 

一方で、治療のためといっても、新型用の治療が確立していないのであれば、インフルエンザの検査結果などから消去法で窺い知るのでも、症状改善の治療は変わらないのかもしれない。

 

 

例年のインフルエンザについても、今回のように連日連夜、感染者数や死亡者数が報じられていたとしたらどのようなものであったかという観点の比較は必要である。

 

新型という点で、感染拡大を抑え遅らせないと、治療法が確立する前は危険度が高いのかもしれない。

患者の加速的な増加によって医療対応の限界を超えないようにすることが意識されているらしい。

 

一般市民としては、過剰な反応をせずに、例年のインフルエンザと同じように受けとめるしかないようにも思われる。

ただ、インフルエンザ対策が必ずしも励行されていないとも思われるので、新型ウイルスであることでその脅威や治療法が未知である分、励行の度合いを挙げる必要があるのだろう。

 

致死率については、症状が軽い人は検査を受けていなかったりして母数が必ずしもはっきりしていないようにも思われるし、各国、その時々の医療体制の充実度の違いもありそうだ。

 

原因が違っても治療が同じ部分については、過剰な反応をしても仕方ないので、抑制的に受けとめる必要もある。

 

 

風邪は人に移したら治るといった ただの時系列と因果関係を混同した はた迷惑な考えに囚われて、咳やくしゃみを人に向ける人もいたような気がするが、咳エチケットなどは新型だけの問題ではない。

 

受動喫煙や一部大型車両・バイクなどの排ガスによって咳が誘発されるような状況も改善されてしかるべきである。

 

 

政府による学校休校の要請はマイナス面や不必要の可能性も無いわけではないが、後出しはできないので、やれることはやったほうが良いだろう。

 

ただ、オリンピック開催を主にした対策は賛成できない。

 

放映権料などの理由からの無理な真夏の開催をIOCは見直して、秋に延期するほうが良いだろう。

 

 

今回のことで観光を否定するものではないが、ブレーキを踏む場合込みのトータルで利益になるのかといった検証も必要であり、少なくとも立国という、国の命運を賭けるかのようなスタンスは見直すべきだろう。