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「身の丈に合わせて」という大臣の発言は、昔の「貧乏人は麦を食え」を学校教育に当てはめたようなものです。

 

貧乏人は~については、そうは言ってないとか、切り取りだとの捉え方もありますが、表現を変えても、所得の低い方は麦、高い方は米を食べるといった経済原則に合わせるというのと内容的には同じです。

表現の仕方に怒った人もいたのかもしれませんが、読み取る能力がある人にとっては、格差を容認する姿勢が問題視されたはずです。

 

入学試験に関して、大臣が経済的・地域的な差を前提に「身の丈に合わせて」と述べてしまうと、学校教育上、少なくとも部分的には、適応的な選好を形成して下さいという姿勢を国が示してしまったことになります。